「ほぉ〜ら、アリスお姉ちゃんもあ〜やって謝っているんだから、許してあげましょう。」

と、お母さんヤギが言うと、

「わかったぁー!」

「仕方ないなぁ〜!」

などと、子ヤギ達が声をあげた。

それを聞いた私は、

「ホントに…、ごめんね。」

と、謝った後、頭の中に、ある考えが閃いて…。

「ちょっと待って…、森に連れ出したのお母さんじゃないのぉ〜!」

と、お母さんヤギを指差した。