「あっ、アリスもいる〜!」

私を見つけた子ヤギの声に、子ヤギ達が一斉に私を見た。

お母さんヤギみたいに、歓迎されるのかな?
なんて、思ったんだけど…。

「ダメじゃん!」

「そうだ、来たら!」

「留守番どうするんだよ!」

「頼んだじゃん!」

「最悪だよぉ〜!」

「もう、アリスったら…。」

「何にも出来ないんだね〜。」

と、全員に酷い言われようになり…。

私は思わず、全員を見回して、ペコッと頭を下げたのでした。