ダメだ、いつまでたっても終わる気配がない。

「席は、早い者順!!恨みっこなし!!」

私が叫ぶように言うと、ようやく全員が着席した。

「ふぅ〜、あなた達のお母さんを尊敬するわ。」

と、呟いた私は、子ヤギ達の視線を感じて、

「改めて、いた〜だきます。」

と、手を合わせた。

すると、7匹の子ヤギ達も私の真似をして、それから食事を始めた。