「じゃ、お客様をおもてなししないと。」

「じゃ、僕は飲み物を。」

「僕達は、食事を。」

「僕達は、飾り付けを。」

と、私の為に子ヤギ達が、メエメエ…じゃない、銘々動いてくれている。

私は、丸いテーブルに囲むようにある椅子の1つに座らされた。

そして、飲み物が先に運ばれてきた。
勿論、中身はヤギのミルクだ。


「うん、意外といける。おいしいよ。」

と、私が運んできた子ヤギ達に微笑むと、嬉しそうにキッチンの方へ駆けて行った。