朝の日差しが、アリスの枕元に差し込む。
その眩しさに、ゆっくりと目を開けたアリスは、自分の胸の辺りに重みを感じてそちらを見た。

「お姉ちゃん…。」

と、アリスから弱々しい声が漏れた。

アリスは周りを見渡して、自室のベッドに寝ている事を確認した。
そして、アリスの姉は、椅子をアリスのベッド脇に運び、そこで寝ていたようだ。

「私…確か…。」

と、アリスが何かを思い出そうとしている時に、姉の目が開き、アリスと視線が合った。