そっ〜と、顔を出した私は狼が去って行くのを見届けた。


その後、井戸の外に出る事ができた私は、再度辺りを見回した。
この井戸と近くの家は、森に囲まれた感じだ。

「とにかく、ここがどこかがわからないし…。」

私は、2本足の狼が来ている家に行ってみる事にした。

「お母さんじゃないと、開けないって言ってたな…。足が白…、ラッキー、白のソックスだぁ。」

私は勇んで、家に向かいドアをノックした。