「いい…の?」

と、私が問うと、

「当たり前じゃない、おかしな子ね。」

と、お母さんヤギに微笑まれ、私は涙目になっていたんだけど…。

「ほら、帰るよ。」

「アリス、よかったね。」

などと、子ヤギ達に手を引っ張られ、涙はひいていった。


「アリス、まだお腹空いてる?」

「空いてるに決まってるよぉ〜。」

「そうだよ…だってアリスは…。」

「せいの……。」

この後、子ヤギ全員で、

「食いしん坊〜!!」

と、ハモられてしまった。