「アリス〜…アリス!!」

と、母親の叫び声が階下からする。

その声でアリスは、目を覚まし朝の訪れを知った。


「もう…、せっかく焼肉食べれるところだったのに…。」

と、アリスは不可解な独り言を言いながら、着替えをし、髪を整えると、部屋を出て、板の階段を
『トントントン…』
と、リズミカルに降りて行った。