―もう季節も1年の終わりを告げようとしていた。


冬、1月。


バレンタインが近いね、なんていう女子たち。

勇人のこと、まだひきずってるあたし。

どうしていいかも、まだわかんない。

怜雨がすごくすきって言ってるから、

どうしてもあたしが引かなくちゃいけない気がして、


ならなかった。