土曜日、先生に連れられて家から大分離れたところにあるレストランへ行った 「宇佐住、レストランで先生なんて呼ぶなよ」 「じゃあ何て呼べばいいの?」 「…武」 「無理だよ、名前だけって…武さんでもいい?」 「好きにしろ」 レストランの中は高級感が溢れていた 「私、雰囲気に合ってないよ。せん…」 「武」 「武さん」 「そんなことはない。さぁ、何にする?美羽」 名前で呼ばれ慣れていない私は恥ずかしくて赤くなった 「武さんと一緒の…」 「わかった」