部活終了後、教官室へ行くと
「宇佐住、遅かったじゃないか」
「私が来るのわかってたの?」
「あぁ、わざと忘れ物をしたんだ。話があって…」
「話?」
私は先生を怒らせることでもしたんじゃないかって必死で頭を回転させていた
「そろそろ、進路を決める頃だろ?お前はどうするのか聞きたくて」
「え、進路?私は別に進学するつもりないから、就職すると思うけど」
「そうか。…急だけど、今度メシでも行かないか?」
「本当に急だね。いいの?」
「あぁ。今度の土曜日なんかどうだ?」
「大丈夫だよ」
「じゃあ、土曜日の夜7時に」
「うん」

