「私、先生のこと好きなの」 「あぁ、知っている。小森のことでヘコんでいることも、全部知ってる」 「え、何で!?」 ふと横を見ると希恵が手を合わせて小声で 「ごめん、羽津丘に呼び出されちゃって…」 先生は話を続けた 「お前の気持ちはすごく嬉しい。でも、まだお前は俺の生徒だ。だから今は無理だと思う。ただ、お前が卒業するときにまだ、俺のことを好きだったら、もう一度言って来い。それまで待ってるから」 悲しさというよりも、嬉しさで私はまた泣いていた