チョコレートケーキ


「お前ら~真剣に走れ!!」



「ヤバい、羽津丘だ。ああいうタイプ好みじゃないから先行くね」


「ちょっと待ってよ希恵!」


そう言っている間に私は追いつかれてしまった


「真剣に走らないなら距離を延ばしてやろうか?」


先生がニヤリと笑った

「いえ!結構です」

私は一目散に希恵のところまで逃げた



「せっかく二人にしてあげたのに、何で逃げてくるのぉ?」


「だって、距離延ばすって言うから」


「そんなことするわけないじゃん」


会話しているうちに授業は終わった