チョコレートケーキ


 次の日、学校で先生と私の様子がおかしいことに気付いた希恵に呼ばれた


「美羽、羽津丘と何かあった?」


「実はね…希恵…」


「別れたんだ…」

 しばらくの沈黙の後

「大丈夫。お互いのことを嫌いになって別れたんじゃないから、いつかもとに戻れるよ」


「ありがとう、希恵。私、ケーキ屋でバイトするよ。大好きなケーキに囲まれて」


「そっか。がんばれ」


 そういえば先生も好きだったっけ…
 チョコレートケーキ…



 受験も就職も今から勉強するのでは遅い…

 時間が余ってきた私は先生を忘れるためにも、バイトを入れた