チョコレートケーキ


「イヤか?」

 先生の顔が少し悲しそうだった


「全然、イヤじゃない…」


「ヤラしいな、美羽」


「こっちのセリフ」

 抱きつく私に

「焼きそば食べるか?」


「うん」

 お箸を割って食べようとしたとき、教官室のドアが開いた

 そこには体育の西先生が立っていた