チョコレートケーキ


「誰かに見られても知らないよ」


「大丈夫。ここの席は廊下から見えないから」


「先生のバカ」


「バカとは何だ。罰としてキスしろ」


「…。」



 私は黙って言われるままにしていた

 先生のあったかい唇…

 久しぶり…

 忙しくて、こんな時間もなかったもんね…



 しばらくそのまま時間が止まっていた












 すると、急に先生が私を突き飛ばすように離した