ある雨の日


私が練習場所に行くと、サッカー部に占領されていた


「先輩、サッカー部に占領されてます…」



「一歩遅かった…」





そこへ見慣れた人が来た


「邪魔?」





羽津丘先生だった






「いえ、いや、チョッとだけ…」



私が苦笑いしてると



「おい、お前ら移動する用意しろぉ!
 で、どこまで使う?」



「そこの手すりのあたりまであれば十分です」



「分かった。練習頑張れよ!!」


そう言ってサッカー部を引き連れて移動してくれた