「何か重たい空気だなー」
髪を掻き、ヘウ"ンの隣に立つ。するとヘウ"ンがバースを見上げ、
「バース…」
不安そうに呟く。
「一体何があったんだよ」
ヘウ"ンから椅子に座るナスカに視線を向ける。
ナスカは暫く何も言わなかったが、ビオラが「ナスカ」と促し、ようやく言葉を吐き出した。
「ゼウスが見付かった…」
「!」