「バース、あんた本当に寝相が悪いね」
「お前がぶっ飛ばしたんだろうが!」
跳ね起きて思わず怒鳴る。何でこいつはいつもこうなんだ。
「それよりバース、早くナスカの部屋に来て」
「ああ?」
めんど臭そうにバースは顔を歪め、腹を押さえた。
「腹減ってんだけど…」
「そんなのいいから!」
そしてジュリアはバースの手を掴み、無理矢理部屋から連れ出した。
「何なんだよ、一体…」
腹の音と共に息を吐き出す。