神人〜世界を繋ぐ扉〜

「ねーバース」
ジュリアさんがお腹を押さえながら甘い声を出した。
「私お腹空いたんだけど」
「まずは買い出しが先だ」
「そんなのバース一人でやればいいじゃん」
「あ?」
バースのこめかみがピクッと動く。それに気付いているのか分からないが、ジュリアさんは続ける。
「私達はご飯食べて待ってるから、バース一人で行って来てよ」
「……」
バースが財布を強く握り締めた。完璧キレた。