「だから、私達が勝つ事を祈って、見守っていてほしい」 そしてバースが振り返り一歩歩いた時、優しい風が背中を撫でた。 「……行って来る」 帰って来た時は、また優しく背中を撫でてくれ。 墓石に笑顔を向け、バースは森を後にした。