神人〜世界を繋ぐ扉〜

一度バースを落ち着かせようとヘウ"ンはバースに近付いて行った。
「お願いバース、待って！」
その瞬間、バースは振り返り、神剣の切っ先をヘウ"ンに向けて来た。ヘウ"ンの足が当然のように止まる。
「離れてろって言ったろ」
深く重い声。それだけでヘウ"ンの心を凍らせる。
今のバースにはヘウ"ンの存在は邪魔でしかない。
「そこにいろ」
そしてバースはゼウスに向いた。ゼウスはもう立ち上がっていて、上がった息を整えている。