あなたと同じ空の下…。

「二次会どうする?」


「やっぱ、カラオケでしょ!!」


あきはハイテンションで行く気満々



私は翔の事が気になって、落ち着かない




「ティナ行くよ!レジの近くに翔がいるから、会いたくなければ
知らない顔して、ダッシュで車に行ってな!」



会いたくないんじゃないよ・・・



会えないの・・・




どんな顔したらいいか・・・



わからない




「私、先に車いってるね。後でお金払うから金額だしといて?」



私は、ドキドキしながらレジの横をダッシュした




私に気付かないで・・・




店を出て、車に急いだ・・・




車に乗り込むと、あきたちも店から出てくる




「ブーン  ブーン」



携帯が鳴る




見慣れた懐かしい名前がそこにあった




着信中ーーーー翔。




どうして・・・



気持とは裏腹に、私の指は通話ボタンを押していた




「もしもし?」




「なんで逃げるの?  会いたくなかった?」



「会わせる顔なくて・・・」




「俺は、元気なティナ見れてよかったけどな!」




「ごめんね。私・・・翔を傷つけてばっかりだった」



「そんなこと、ねぇ~よ!俺は、最初から覚悟してたし。
それに、本気で好きになれてよかった!」


「私も本気で好きだった」



・・・今でも


その言葉は言えなかった・・・