「もしもし?翔?」



「落ち着いたか?」



「うん。心配かけてごめんね」



あきをチラッとみる。



あきは、ペンネグラタンをほおばりながら、目で合図する。



「あのね、今近くのファミレス来てるんだけど・・来れる?
私の友達も一緒なんだけど・・翔に会ってみたいって・・」



「・・・俺も会ってみたい!ティナの友達に!あとからいくね」



「わかった・・・」



あきは目を輝かせ見ている。



「何って?来るの?」



「来るって・・」



なんか緊張する・・・




「とりあえずさ~ティナも食べようよ!」



「うん。食べる!」


空腹にグラタンはきつかった。


30分後・・・


「ティナ!あの人、翔?」


こっそり、あきは指をさす・・・


翔は私を見つけると、かけよってきた。