皆で合格祈願で言った初詣の帰り道。 自然にこいつと二人きりになる。 小学校から一緒の川崎日向子(ひなこ)。 高3の今までなんだかんだ一緒にいることが多かったが、 それもあと少しだな。 「ねーねーアリマは何お願いしたー?」 遠い声に振り向くと、想像より大分遅れてニット帽が揺れている。 「てか、おせーよ!」 俺のツッコミに、ごめんごめーん!と雪に足を取られながら追い付こうとしている。 変わんねーな。 ポケットに手を突っ込んで到着を待つ。