「わざわざあたしの誕生日のために来たんだ?」 形勢逆転のあたしは、からかい口調で攻める。 「花束持って?」 アリマの答えるすきをあたえずにまくしたてる。 「しかもあたしの好きなヒマワリと一緒に‥?」 にやっとイジワルな笑みがこぼれた。 攻め立てられたアリマは、悔しそうに下唇を噛んでいる。