ただ彼は少し女子に人気があり
「羽生」という名前は
耳に1度2度ぐらいなら入った気もした
淡い色した触れたら溶けちゃいそうな
柔らかそうな髪を揺らした羽生君は
整った顔を購買のメニューに
向けていた
何食べんだろ?あの人
イメージ的にパンだな、王道に
とかつまんないから
購買のメニューに目を取られる
羽生君に目を取られるあたしがいた
購買にある時計の秒針の音が
やたら鮮明に聞こえて体内に響く
別に、何ともない、
いつもの日常に過ぎないのに
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