黙り込んだ私を見て
リサはすかさず


「あ、いるんだ〜!
誰だれ?教えてよっ!!」

と言ってきた


なかなか口を開かない私を
じっと見つめたあと





「あ!分かった〜
同じクラスの三浦くんだ!」



と、いきなり
私の好きな相手を当て始めた




私は黙ったまま
左右に首を振った


…というか
三浦くんて誰なんだ?

そんな人クラスにいたっけ




人を覚えるのが苦手な私は
クラスの皆の顔を頭に浮かべながら
その三浦くんという人を
必死に思い出そうとした




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