「………眠れねぇと」 「まぁうん」 やけに冷静な顔で訊いてくるので、興奮が収まり頷いてやった。 「んで、俺は今からコンビニに行きたい。おまえは眠れないから暇で降りてきたと」 「………まぁ」 いやな予感がする。いやな予感というものは実にいやらしく危険が迫るまでなりを潜めているものだ。 「んじゃあいっしょに行ったら一石二鳥だろ!?」 さもいいアイデアだと言わんばかりにべリアルは笑った。