「落ち着けナギサ!これには深いわけが!」
「深いわけってなに!?もちろん日本海より深いんでしょうね!?」
「いや満州海淵より深い!」
自分でハードルあげてるし!
「ちとのどが渇いてよ。んで酒のみてぇなーって思って。でも昨日全部飲んじまって………それでよ。また………買いに………」
だんだんと声が小さくなっていっている。
べリアルが言葉を紡げば紡ぐほど私の顔が般若のようになっていくからであろう。
「っいいじゃねぇか買いに行ったって!ヘマはしねぇよボケ!つーかなんで俺が怒られねぇといけねぇんだよ!ほっとけ俺のことなんて!」
これは世間でいう逆ギレというやつだろう。

