べリアル………なんだよあいつっツンデレかよ。
この半端なお昼寝の原因を作った恨みなど忘れ、ありがとうと心の中で呟いてやった。(一応だよ一応)
コートをきれいに畳み、目をこすりながら洗面所へ行って顔を洗った。ずいぶんと気持ち悪さが消え楽になった。
ジュースを飲んでると、帰ってきた父親のようにだらけた顔つきでべリアルがリビングに戻ってきた。
「あん?起きたのか」
「まぁね。これありがとう」
机の上に置いてあったコートを指さしお礼を言うと、ちょっと照れて「………別に」と顔をそらした。ぶっちゃけ可愛い。

