「………心配?俺をか?」 目をパチパチさせているベリアルに、私は頷く。 「えっ?マジ?」 もう一度頷く。 「嘘じゃねぇって神に………じゃなくて俺に誓えるか」 やや嫌そうに頷いてやる。 「………ぶぁっはっはっはっ!」 流れで頷きそうになる頭を逆の動きをする。 見上げると、綺麗な顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら笑っているベリアルがいた。