「あ………そう」
あっそう………としかいえねぇ!
くるりと彼に背を向け、自分の頭を強くたたいた。あほか私は!ぽかぽかと頭をたたく私をけげんそうにべリアルはみている。
「んだよ………変な奴」
べリアルはそういうと、冷蔵庫の中をあさり始めた。位置はすべて私が取りやすいようにしていたのだが、見事に彼はばらばらにかき混ぜてくれた。それを止める気力すら今の私にはなかったのだが。
「なんにもねぇじゃねぇか」
「ったりまえでしょっ!私未成年!」
「だったらなんか買ってきてくれ、ツマミと一緒に」
「話聞いてる?つーかあんたいくつ?」
酒酒言ってるけど、こいつ何歳なんだろ………素朴な疑問がふと浮かんだので、私は聞いてみる。

