「もうお前寝んのか?」 「ん………そうしよっかなぁ」 はっきり言ってするべきことはまだまだある。 トレーニングもしたいし勉強もしたいし見たいテレビだってある。 だが今日はそんな気分じゃない。心身共に驚きといら立ちの連続で疲れ果ていた。 もう今日は寝てもいいかな、と思っていたところだ。 「そんなのつまんねぇな」 私の答えに膨れつらを見せる。眉を寄せ 「んじゃあ何すんのよ?」 茶をすべて啜り、コップを洗いながら訊き返した。