あくまで天使です。



「中睦まじいこと喜ばしいこと限りないが………べリアル、貴様の任務は達成した」


「………は?」


べリアルは目を丸くし、私は顔面蒼白になる。


「その娘は十分に幸せだと思っている。貴様がいる意味はもうない」


なんでばれたんだろうか。


嫌だ、ばれないと思ってたのにばれちゃったよ………。


「何言って………!」


どもりながらアリエルにつっかかりかけたべリアルだったが、ソファから腰を浮かし、私に詰め寄ってきた。


「どっどういうことだ?こいつはまだ………!」