「まっんなに気にする必要はねぇぜ?」 黒の丸テーブルにべリアルは肘をついた。 「ぶっちゃけ、買い物に使った金は俺のじゃねえしな」 「じゃあ誰のだっていうのよ」 アップルパイを悪戯にフォークで刺す。 「きまってるだろ?必要経費でおとしてる」 「………あー」 天使の生々しい事情なんて聞きたくなかった。