あくまで天使です。



「………ごめんね。なんかいっぱい買ってもらっちゃって」


ハンバーガーショップ内の、ど真ん中に腰をおろし、私は申し訳なさで縮こまっていた。


日光のように視線を浴びているが、先ほども呟いたように慣れている。


目の前で、足を組んでハンバーガーにかぶりついているべリアルが、「気にすんな」と口いっぱいに含みつつ言った。


「遠慮なんざらしくねえぞ。危機一髪で助けられてもふてぶてしく笑う。それがおまえだろ?」


「そんな嫌な奴じゃないし!」


ここのショップ限定のシェイクを吸い込む。


甘い。甘すぎる。だがそれがいい。