あくまで天使です。



「暇じゃなきゃ話しかけたらだめなんですか?」


「いやそういう意味じゃねえけど………」


牽制のし合いでべリアルは負けた気がした。


何か言いたくて俺を待っていたんだろうが、焦らすようになかなか本題に入らねえ。


俺が先に口を割るのを待っているようだ。


こいつ、マジでナギサの惚れた男か?


「ブラッハーさん、いえべリアルさんは本当に教師なんですか?」