「………何?練習のことだったらいつでも聞くけど………」 「そんなんじゃありませんっ」 うまくこの尖った空気を和ませようとする私にいら立ちながら彼女は目つきを鋭くする。 古い蛍光灯がはぜる音だけが部室内を覆った。 「………あの”漆黒の君”と、どんな仲なんですかっ!」 漆黒の君………?誰その呼び名?