ガチャリとご丁寧に鍵まで閉めて。


「っあっぶねー」


私を抑え込んだままべリアルは安堵のため息をつく。


まだ離れない手の甲を何度もたたいてアピールしていると、気づいてくれて手をどけてくれた。


「ぶはあ!」


新しい空気が体内に侵入してくる感覚が気持よかった。


パンパンっと手に付いたチョークの粉を払う仕草をべリアルはした。