「つーか、あいつ女子男子関係なくボールぶつけそうだな」


「それは当たっている」


今日の特別総合の時間、少し練習したのだが、月緋はべリアルの考えた通りの微笑みで容赦なく女子を狙っていた。


あてられた女子は陰でひそひそ言えるはずもなく、ただ当たった部位を涙目で押さえていた。


天災だと思うしかない。


「レーザービームみたいだった」


素直な感想を教えてあげた。