あくまで天使です。



それから数十分後。


ほぼ樹君のおかげにより、たまりにたまった課題の山を削り、丸裸にしてやった。


わたしは大きく背伸びをし、固まった肩の筋肉を存分に伸ばし柔らかくする。


ばきばきっと小さな音が聞こえた。


「ありがとう!いや~私一人だったらなかなか終わらなかったよ!」


きっとこの時間になっても問い1でひぃひぃ言っていることだろう。


樹君は、ふんわり微笑んで答えてくれた。