「違うよ。これこれ」 課題の表紙を見せてあげると、納得したように「ああ」と呟いた。 「やってなかったんだ?」 「まっまあ………色々と忙しかったから」 くすりと微笑む樹君。さながら名も無き花をめでるように。 あれ?でも……… 「手伝うよ」 ………気のせいかなっ。