「………ただね」


「何でしょうか」


「いい友達を持ったねって思って」


きょとんとしたソウに、微笑し私は腰を上げた。


空に背伸びをするように大きく伸びをし、にこりと座り込んでいる彼を肩越しに見る。


「ソウは確かに不幸だったよ?でもねガクとマナブに会えたのは今のあなたしかいないんだから!」


聡志には無理だったんじゃない?と華麗にウインクを決めた。