何も言わず顔を月明かりに冷やされたコンクリートで冷やしてると、「ソウ!」ガクとマナブが半泣きで駆け寄ってきた。 「ソウ!てめぇ無事か!?」 「応急処置するっす!」 「あんのナルシスト野郎の言うことなんか無視しろ!」 「それより手出すっす!手!」 「うるせえっ!」 ぴたりと止まる大声になお叱咤し続ける。 「………うるせぇんだよっ………」