名前を偽ってもその人の人格まで変わるわけない。 だから、君は君のままでいい。 瞠目したソウは、その言葉に固まってしまったかのように微動だにしない。 怒ってるのかな?とドキドキする。 年端もいかない小娘に説教じみたものをされたのだ。気分がいいわけない。 「あっあのごめ………」 「あっはっはっはっは!」