あくまで天使です。



名前を偽ってもその人の人格まで変わるわけない。


だから、君は君のままでいい。


瞠目したソウは、その言葉に固まってしまったかのように微動だにしない。


怒ってるのかな?とドキドキする。


年端もいかない小娘に説教じみたものをされたのだ。気分がいいわけない。


「あっあのごめ………」


「あっはっはっはっは!」