買い物を終えた私たちは駐輪場へ戻って行った。 ソウはいい点を取ったテストを早く母親に見せたくて仕方ない!といった雰囲気で先頭を足速く歩いていた。 ガクはなぜか私の荷物も持ってくれていてその足取りは少し遅い。 マナブはいつも遅い。 通行人のちょっと痛い視線を浴びるのも慣れてきたので、私の足取りは軽やかである。 駐輪場に着くまでは、早く帰ってお菓子を食べることしか考えてなかったってのに。