「………いいじゃねえか!ガク!たまにはいいこと言うじゃねえか!」


しかし正常に戻っても彼は異常であった。


はいーっ!?という気持ちで隣のソウを見上げたが、その瞳があり得ないことに興奮と喜びに満ちていた。


この人、べリアルがかかわると性格変わるな………あっ私の前だけ異常におかしいだけなのかしらん。


「ささっ姉貴!まずは雑貨屋から周りやしょう!」


遠足に来た小学生並みのテンションでガクとソウは奥のほうへ走って行ってしまった。