「マナブと相談して決めたんですが、兄貴に何か贈りてえと思いまして。彼女の姉貴なら兄貴の好みを知ってるんじゃないですか!是非、手伝って下せえ!」 「えっ」 そんなのわかるわけないでしょ………。 この機にべリアルがついたウソをばらそうかと思ったが、ガクのあまりの純粋な瞳に一々躊躇わされる。 「………」 ソウはまだ驚きの渦の中で、正常な精神に戻っていない。しかし戻ったら否定してくれるはずだ、と期待していた。