あの日を境に毎日といってもいいほどの頻度で彼らは私を待っている。 裏門から逃走しようとしても、なぜか思考をすべてよまれていたかのように待ち構えている二台の自動二輪車。 そのつどガクのくったない笑顔とソウの冷たい無表情の全く異なった感情を向けられ、あいまいな泣き笑いをしていた。 「もうなんか部活の後輩には怯えられるわ、ひそひそされるわで最悪なんだよ!もう疲れた………」 「そりゃ大変だな」 手で顔を覆って打ちひしがれるが、冷酷無情の奴の心には届かない。 「………それに」 「なんだよ」